みなみ金の予行だ!

ゴルフの日本ジュニア選手権は20日から3日間の日程で、埼玉・霞ケ関カンツリー倶楽部(男子=西コース7053ヤード、パー71、女子=東コース6461ヤード、パー72)で行われる。国内女子ツアー最年少優勝記録を持つ勝みなみ(16=鹿児島高1年)は19日は練習ラウンドを回って最終調整。20年東京五輪の会場でもある名門コースで、ジュニアゴルファーの頂点を目指す。

 緑のフェアウエーにピンクのポロシャツと花柄のショートパンツがよく映える。キュートなウエアに身を包んだ勝は「かわいいですよね」とニッコリ。しかし、練習ラウンドがスタートすれば表情は一変。後半の13、14番ではバーディーを奪うなど本番さながらの集中力を見せた。「コースは平ら。スコアが伸びると思う」とバーディー合戦を警戒。「フェアウエーキープが大事」と攻略のポイントを語った。

 今大会は勝にとって大きな意味がある。4月のKKT杯バンテリン・レディースでツアー史上最年少優勝を飾ったことでプロ転向する道もあったが、高校を卒業するまではアマのままでいることを決めた。その理由の一つが「アマ時代にしか出場できない日本女子アマや日本ジュニアで勝っていないから」。プロツアーで勝ち、中学時代に全国制覇をしていても、日本ゴルフ協会主催の日本タイトルはゴルファーには重みが違う。7月の日本女子アマはベスト8に終わっただけに、今回の日本ジュニアはどうしても手にしたい勲章だ。