史上初の外国人対決に

 SMBC日本シリーズ2014は25日、甲子園球場で開幕。セ・リーグ2位からCSを無敗で勝ち上がった阪神と、パ・リーグ覇者のソフトバンクが対戦する。阪神は29年ぶり2度目、ソフトバンクは3年ぶり6度目の頂点を目指す。

 24日、甲子園球場に隣接する阪神の球団施設で行われた監督会議では、昨年に続いて予告先発を実施することが決定。ソフトバンクの秋山監督が「ことしもやりましょうか」と提案し、阪神の和田監督が「やりましょう」と応じて合意。第1戦は阪神メッセンジャーソフトバンクスタンリッジが登板することが両監督から発表された。日本シリーズで、両軍とも外国人が“開幕投手”を務めるのは史上初となる。

 かつて阪神でともに戦った2人による僚友対決が注目される。2人は今季、6月9日の交流戦(甲子園)で初対決。スタンリッジ阪神打線を相手に3安打完封勝利を飾り、史上16人目(外国人では2人目)の全球団勝利を飾った。一方、メッセンジャーは5回を7安打5失点と崩れて負け投手となっているだけに、大舞台でリベンジを期す。