第1弾

大谷は7月に球団イベントを告知する北海道限定CMに栗山監督、中田と出演したが、全国規模は初めて。かつての絶対エースで、現在レンジャーズで活躍するダルビッシュさえも全国デビューは3年目だ。竹添社長は「大谷選手は今年、二刀流として進化した。グループも大谷選手のフレッシュさとエネルギーをもらって進化したい」と起用の理由を説明した。

 入団から2年間は二刀流に挑戦する大変さを考慮し、取材や休日の過ごし方など、多く制限をかけてきた栗山監督も「これからはいろんな“いい大人の方々”と会うことが大事。いい制作会社の人たちはどんな動きをしているのか。普通の社会の立ち振る舞いを学んでいかなければならない」と「CM解禁」のメリットを挙げた。今季は11勝&10本塁打をマーク。二刀流として一定の結果を残したことで、今後は野球以外の世界を経験させて人間力アップを目論でいる。それが野球選手としての成長にもつながると信じているからだ。

 「親会社のCMが一番最初でよかった。光栄だし、今後もそれに見合うような選手でなければいけない」。どれだけ注目されても謙虚さを忘れない。CM解禁となれば、多くの企業から依頼が殺到するのは確実だ。