J1首位の鳥栖

J1鳥栖は8日、尹晶煥監督(41)が7日付で退任したと発表した。首位に立つクラブの指揮官がシーズン途中で退くのは異例。午後に記者会見を開き、退任理由や後任監督の人選などについて説明する。

 同監督は選手時代に韓国代表として、1996年のアトランタ五輪や2002年の日韓ワールドカップ(W杯)に出場するなどMFで活躍。JリーグではC大阪鳥栖でプレーした。07年に現役引退し、鳥栖でヘッドコーチなどを経て、11年に監督に就任した。

 運動量を求めるスタイルで、当時J2だったクラブをその年にJ1に昇格させた。J1初シーズンで5位となったほか、昨季はリーグ戦こそ12位と低迷したが、天皇杯でベスト4に導くなど、指導者としても手腕を発揮した。