中京・中平監督 感無量

4日間に渡って繰り広げられた中京(東海・岐阜)と崇徳(西中国・広島)の準決勝は延長50回の死闘の末に中京の勝利で幕を閉じた。

 “世紀の死闘”を制した中京・平中監督は「言葉にならないですね。勝負事なので勝ち負けはありますが、崇徳の選手のみなさんと、この熱戦を戦えたことは幸せだったと思います。勝ち負け以上に素晴らしい試合を経験させてもらった感謝の気持ちでいっぱいです」と感無量だった。

 先攻のため、常にサヨナラの危機感を抱きながらの試合。延長に入った後は「抑えて帰って来いと、声を掛けることしかできなかった」と振り返る。耐えてつかんだ勝利。「堂々とグラウンドに立ち、仲間を信じて戦った結果。相手の石岡君もあっぱれでしたが、松井も我慢強く投げてくれた」と700球以上を投げたエース松井をはじめとする選手たちを称えた。