福留 好調維持打!

阪神先発・能見が気迫の投球で、引き分けでのファイナルS進出に貢献した。

 8回を5安打無失点。7回1死満塁の場面では「半分、開き直っていった」と、まずは鈴木誠を三ゴロ。続く会沢には、内角に142キロ直球を投げ込み見逃し三振に仕留めた。昨季は腰痛を発症し、CSでの登板機会はなし。自宅でテレビ観戦していた悔しさを晴らした。次は巨人。左腕は「失うものはない」と言葉に力を込めた。

 阪神・福原(延長12回に登板し、無失点)スンファンも頑張ってくれていたんでね。多少緊張はあったけど。ファーストステージで両軍唯一の打点を叩き出した阪神・福留は「本当は勝って突破できたら一番良かったんだけどね」と言いながらも、素直に喜んだ。

 この日もレギュラーシーズンで15打数6安打と得意にしていた大瀬良から5回に左前打を放つなど好調を持続。巨人とのファイナルステージに向けては「頑張ります」と静かに闘志を燃やしていた。