勢い戻った8イニング連続得点

和田阪神が盛り返してきた。前回カード3連敗を喫した中日を相手に9―3と完勝。広島がDeNAに敗れたため、自力2位の可能性が復活した。指揮官の言葉にも、確かな手応えがにじむ。

 「6番がもう少し打てば、という試合が多かったけど、福留の状態が上がってきた。その結果、打線がつながり、点が入っている」。初回に2点を先制されながら、福留の適時打などですぐさま逆転。今季0勝3敗と苦手にしていた山井から5イニング連続の8得点を奪うなど、打線は17日のヤクルト戦の8回から8イニング連続得点をマークした。

 投げては松田が復活登板で1回を3者凡退の無失点。「(松田が登板し)活きのいい選手が出てきてくれた。一戦一戦、全部取るつもりでやっていく」。投打ともにプラスアルファを感じる一戦となった。